直撃インタビュー
ラグジュアリーストリートブランド「MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN (マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン)」の、クリエイティブディレクターを務める『マルセロ・ブロン』が、先日3年振りに来日した。
来日時には、東京・渋谷のクラブ「contact」で来日記念パーティーを開催したり、来日記念Tシャツをローンチした、MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN TOKYO STORE、ラフォーレ原宿にあるGR8、NUBIAN原宿店、ESTNATION 六本木ヒルズ店などに足を運んだ。
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2012年に制作したクラブイベント向けのTシャツを契機として、ブランド「MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN」を始めた。
あれから、わずか5年。いまやミラノ・ファッション・ウィークでメンズとウィメンズの両コレクションを発表するほどメジャーな存在に成長した。
服だけでなく、デザイナーのマルセロ・ブロンの強い人間力も相まって、今のブランドの成功がある。
来日したブロンに、大手ファッションメディアである『GQ』が話を聞いた。
今回は、そのインタビューの内容を公開。
ブランド成功のカギがここに隠れている。
ブロン:僕のインスピレーションはいつもアルゼンチンにある。それに他の要素を加えていくんだ。たとえば、ゴシック調の文字や忍者が使うシンボルなど、異なる要素をミックスすることが重要だね。
ブロン:僕は“トレンド”という言葉が嫌いなんだ。トレンドは、新作のために早朝からショップに並ぶファッション・ヴィクティム(※ファッションに命を賭けている自分を自虐的に表現する言葉)のためのもの。
僕はトレンドを追いかけながら、服を作ることはない。長く使えて、愛着を持ってもらえるような服を目指しているんだ。GQ:ブロンとコラボレーションした著名人には、フューチャー、Pusha T、タイガといったミュージシャンだけでなく、レブロン・ジェームズのようなバスケットボール界のレジェンドまで名を連ねている。
彼らとの仕事ぶりは?ブロン:僕は彼らの音楽が好きだし、クリエイターが大切にしている美学を通じて共感し合っているんだ。彼らそれぞれは背景や性格も違っているけれど、一緒に仕事ができてとても良い経験ができた
コラボの中でも特別な思い出は、Pusha Tのツアーコレクションを手がけたことだね。彼のコンサートのバックステージに行ったら、その場にいた全員が体の大きい黒人ばかりで、ギャングの集団かと思ったよ。だから最初は怖かった(笑)。でも、実際にふれあってみると、みんな優しくて、ファミリーと一緒にいるような感じだったな
GQ:過去には、ファッションブランドのPR、DJ、パーティ主催者という“スラッシュ・キャリア”として知られ、現在もデザイナーとしての活動だけでなく、多くの都市でパーティを主催している。その訳は?
ブロン:90年代のミラノで育った僕は“クラブ・キッド”で、パーティが人生の一部とも言えるような存在になった。ジバンシィにシャネル、プラダと、いろんなファッションブランドのパーティを手がけたなぁ。
当時はクラブで人と知り合って、そこから新しい関係を育めたんだ。
いまはソーシャルメディアがあるから、簡単に人と繋がることができるけどね。
ブロンもソーシャルメディアを活用して、自分の世界をもっと広げようとしている。フ
ァンがブロン個人のInstagramに質問を送ってきたら、スタッフではなく自ら返信してるのも彼の人柄の良さを示すポイントだろう。
引き続きは、「GQ Official Site」にてご覧ください。
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